尖閣諸島売ります
颯のように現れて、颯のように去って行った栗原家
本当に存在していたのだろうか?
弟の存在も民主党オタク議員がCGで作らせたという噂もあるし、東京都清掃職員だったという噂もある。
本の内容は、それなりにストーリーが有ってノンフィクションの話としては、興味深い内容であった。
著者が栗原家の一族でないと書けない内容であるが、ほんとのことはわからない。
読者が知りたいことが、謎のままだがこの内容を頭に入れておかないと、今後中国と日本のバトルの内容が間違った認識になってします。
東京都は、栗原兄とほんとに信頼関係があったのか、もともと国と地主が書いたシナリオに、演者として都知事が主演を張ったかのようにも思えた。
15億近くの寄付金の行方をしっかり監視しないと、いつのまにか忘れられてしまうのでは・・・
地権者は結局顔も出さなかったが、何気に理解しがたい兄弟像が本の内容でもわかる。
一段と、栗原家にも興味がわいてきた。
週刊誌に書かれていた内容からして、この兄弟只者ではなさそうだ。
どっちもどっちだが、両極端な二人の兄弟が助演賞級の登場だったし、特に著者の露出度が気にかかる。
この本の出版も計画的なものだろうが、悪意は感じられない。
本の内容もしかり、上手にまとめてあると思えた。メディアに登場して話していた著者のイメージも博学な印象を受けたが、何をやっている人物だろう。
兄との親密度は本でも感じられなかったが、多分思うにお互いの阿吽の呼吸のもとに、互いの聖域には入らないというポリシーの行動や発言だったように感じた。
この著者第2段とか考えてるんじゃなかろうか?・・・
個人的には、書いてもらいたいし何か違うことでも再登場してほしい。
尖閣諸島 Tシャツ
大きな日の丸と「尖閣諸島」の文字をプリントしたTシャツです。
生地はやや厚めですので、真夏は少し暑いかもしれませんが、汗をかいても下着が透けて見えることはなさそうです。
背中に「シナ製のTシャツに書いてあるw」とプリントしてある通り、中国製品の売り上げに貢献してしまうのは無念ですけど。
日本の領土問題 北方四島、竹島、尖閣諸島 (角川oneテーマ21)
著者の一人保坂正康氏は昭和史の大家。左翼だ右翼だという色分けの付くような読む前から結論がわかる歴史家ではなく、事実を冷静に把握することに努め、かつ、ひざを打たせる洞察が以前から気に入っている。文書史料を丁寧に押さえると同時に、文書史料から漏れた同時代に生きた人々の証言をも地道に収集をもしてきた点も、好ましい。また、文体が素人の私にも読みやすい。
もうひとりの著者東郷和彦氏は、現場でソ連・ロシア相手に交渉をしてきた外務官僚であり、今は大学教授。第二次世界大戦終戦時に外務大臣を務めた元外交官の東郷茂徳は祖父にあたる。
本書前半は、東郷和彦が北方四島、竹島、尖閣諸島という三つの領土問題について史料と現場の経験をふくめて大雑把ではあるが、明快に書いている。後半ではそれを前提にして東郷氏が保坂氏の胸を借りるかたちで対談が進められ、単に過去の話のみならず、今後の解決の糸口について提案をいくつかしている。この対談も冷静であるが活気があって小気味よい。
なによりの収穫は、三つの領土問題は、それぞれ国の立場によって性格を異にしているという説明だった。私には目からうろこだった。
北方四島の本質は、ロシアにとっては経済・軍事的権益をめぐる「領土問題」であるが、日本にとってはむしろ先の大戦末期のソ連から受けた屈辱を晴らし決着をつけるための「歴史問題」である。(細かく言えばロシアにとっては日露戦争の雪辱を果たした歴史があるし、アイヌこそその住民だったことをいえばもっと複雑になるが。)
韓国にとって獨島問題の本質は権益にかかわる「領土問題」でなく日本から受けた屈辱にかかわる重大な「歴史問題」であるが、日本にとって竹島問題は漁業権益をめぐる「領土問題」にすぎない。つまり、韓国は1905年の竹島併合を1910年の韓国併合の布石としてとらえている。だから、日本人には韓国人がなんであんな石の島に特別の情念をもっているかが理解できない。(くわしくいえば日本側にも李承晩ラインを勝手に引いて、それを侵犯したといって日本の漁民を死傷させたじゃないかという歴史問題はあるが)
そして、尖閣諸島問題は、本質的に、中国にとっても、日本にとっても本書が書かれた頃までは「領土問題」であって、「歴史問題」ではない。中国が尖閣諸島について領有権を主張し始めたのは、1971年、海底に油田があることがわかって後のことである。また、これは本書に指摘されてはいないが今日では中国の潜水艦が太平洋に出る通路という軍事的意味もあると聞く。だが、最近は中国政府は尖閣諸島をも日清戦争にからめて歴史問題にしようとしてきているからややこしい。(もちろん琉球王国のこともまじめに考えればそう単純ではないが)
国の立場によって、それぞれの領土の問題の見え方が異なる。このことをまずは理解してこそ、相手に通じることばを発することもできようし、適切なタイミングを見極めることもできよう。現政権の硬直・拙劣な外交を見ると、この本、読んでないんだろうなと思う。
決定版! 尖閣諸島・竹島が日本領土である理由がわかる本 (宝島社ブックレット)
本レビュータイトルの前半部にあるのは(「」内)、本書『尖閣諸島・竹島が日本領土である理由がわかる本』の副題です。111ページという小冊子といっても良いボリュームですが、その中身はなんという高密度なのでしょうか。極めてコンパクトに、しかも、これだけ豊富な情報を、精確に本書に綴っていただいた別冊宝島編集部の皆さんへは、本当に心から敬意を表するばかりです。
本書の巻頭言として「まえがきにかえて:尖閣諸島と竹島について真実を知ろう」がまず配置されています。そこには、“尖閣諸島も竹島も、どちらも小さな島であることに違いはありません。どちらがなくなっても、多くの日本人にとって、すぐに生活に変化があることは少ないでしょう。ですが、一度、日本の主権にかかわる領土のことで譲歩をしてしまえば、彼ら(中国と韓国)が次に求めるのは、対馬であり沖縄なのです”、とあります。そして、“島を守ろうと思うとき、心の底から守ろうとするためには、その島が本当に日本のものとして正当な存在であるのか、知らなくてはならないでしょう”、したがって、本書を世に送りだしたのです、との同編集部の力強い決意が述べられています。一方、巻末には「緊急インタビュー:尖閣諸島をめぐる今!」と題されて、山田吉彦東海大学教授---石原慎太郎元東京都知事のもと尖閣諸島購入に関する委員を拝命されていた---による的確かつ重要な提言が掲載されており、もはや期待できない民主党政権にかわる次期政権が担わねばならない『島嶼防衛』への大きな期待が熱く語られています。
さて、要諦である、本書の中核は以下の4章から構成されています:
第1章 尖閣諸島が日本の領土である理由:尖閣諸島が国際法にのっとって日本領土に編入された1895年から現在にいたるまでの、日本国による「実行支配」の法的論拠が詳細に論証されています。
第2章 竹島が日本の領土である理由:尖閣諸島と同じく、法的正当性をもって1905年に日本領土に竹島が編入されたにもかかわらず、1952年のサンフランシスコ平和条約発効直前に“日本に祟る無能な政治家(本書より)”李承晩により非合法的に侵略され、現在に至るまで韓国に「不法占拠」され続けている実態が論説されています。
第3章 尖閣諸島をめぐる国境問題:中国の覇権的野心による尖閣諸島侵略の現実性が冷静かつ重厚に語られています。
第4章 竹島をめぐる国境問題:韓国による竹島の「不法占拠」を軸に、将来の対馬侵略への危険性が述べられています。
以上、わずか111ページの中に、繰り返しになりますが、これだけの豊富な情報が網羅されているのです。しかも、それが880円という千円にも満たない価格でわれわれに提供されているのですから、宝島社さんの太っ腹には恐れ入るばかりであり、やはり同じ日本人の血が流れているんだなあ〜と感服するばかりです。
その志に突き動かされたレビューワーは、「一家に一冊」ということで、さっそく10冊を購入し知己に配布することにしました。みなさんも、ぜひ手にとられてみてください。強力な理論武装がなされること、これ間違いなしです!