パナマを知るための55章 エリア・スタディーズ
これまでパナマと言えばパナマ運河の存在と運河地帯がつい最近までアメリカ統治下にあったということしか知らなかった私は、パナマの地理や歴史についてもう少し詳しく知りたいと思っていた矢先にこの本と出会った。この本には、パナマの国土の特徴や気候・民族についての詳しい記載はもちろんのこと、歴史についても相当詳しく書かれており、パナマ運河以外にも深い歴史があることを改めて知らされる。間にはさまれたコラムも面白く、特に太平洋戦争中の日本軍の運河爆破作戦についての記述などは興味深いものであった。
コロ助の科学質問箱 (学研まんがひみつシリーズ)
幼い時にこの本を買ってもらい、ずっと愛読書としてきました。私にとって「科学」というものに興味を持たせてくれたのがこの本でした。人魂やパナマ運河の仕組み等、ちょっと変わった題材を取り上げていたことと、内山安二先生の描くキャラクターが好きだったからだと思います。今から見ると、多少古く感じるかもしれませんが、それでも楽しく読めると思います。
「平和憲法」を持つ三つの国
平和憲法を持つ国が、日本の他に二つもあることを初めて知りました。
日本だけのものだと思っていたので驚きました。
パナマに軍隊がない理由は日本の憲法九条ができた理由と似ている、という著者の視点は鋭いです。
著者の娘さんとの対話形式なのも、非常に分かりやすく勉強になりました。
読み進めていくうち、日本は世界の一員なのだと納得させられます。
こういうバランスのとれた見方は、世界を考える時にとても参考になります。