冬目景画集 景・色
冬目景先生の画集を購入するのは初めてです。
先生の作品をすべて読んでいるわけではないので、初めて見るイラストが多く、
同じような方には満足できる内容ではないかと思います。事実、どの絵も心惹かれました。
しかし期待していた描きおろしのイラスト4点が2ページにまとめられてしまっているのは残念です。
また、表紙のイラストは目次のページに使われていますが、見開きなのでどうしても見づらいです。
表紙カバーを外して広げれば済む話ですが、出来ることなら横向きで収録して欲しかったと思います。
イエスタデイをうたって オリジナルサウンドストーリー
冬目景さんの原作からのオリジナルサウンドストーリーです。
聴き慣れた曲が多く、どんな人も入りやすいと思います。
私は宍戸留美さんのファンで購入したのですが、原作の方も
読んでみたい、という気になりました。
出会い・別れの多いこの時期にオススメの曲ぞろいです。
羊のうた(4) [DVD]
確かに、4巻合わせて2時間足らずの分量ではなく、TV放映1クール12〜13話くらいあれば、かなり原作に忠実に作り込むことも可能だったのだろうと思います。しかし、もともと地味な作品であり、セールスを考えると、OVAとしてはこのくらいがギリギリだったのでしょうか?
そうであれば、OVAであっても、映画は基本的には監督のものであり、監督・脚本家が分量的制約も考慮して、ストーリィを千砂と一砂の宿命の愛?に絞ったのだとすれば、このような結末でも責められないかなと思っています。
原作の中で、私が一番好きなシーンは、学校での八重樫さんとの最後のイベントであり(アニメではカットされてます)、そういう意味でも、私も原作のストーリィ、結末のほうが好きではありますが、とにかく、「羊のうた」のOVAが製作され、残されただけでも良しとしたい気持ちです。(アニメしか見ていない方は、ぜひ原作コミックスも買ってお読みになることを薦めます。)
アニメは、予算の都合か、動きは少ないですが、絵はきれいで、色の出し方は良いと思います。声優陣、特に千砂役・林原めぐみの演技?は光っています。このストーリィだと、八重樫役の雪野五月さんはかわいそうな感じですが、頑張ってくれています。
イエスタデイをうたって 8 (ヤングジャンプコミックス)
何もストーリーが進んでないような、、、
いや、でもほんのちょっと進んでるのかな、
一歩にも満たないくらいのそれくらいの進み具合で。今更そこに文句はないですけどね。 それがこの漫画なので。
今回は魚住、シナ子以外の人物が物語の中心になっています。
とはいえ浪だったり雨宮だったり滝下だったり色々なとこにストーリーがありすぎて結果こっちもほとんど進んでません。
この巻に出てきた新キャラたちは魚住、シナ子、ハル、この三人の物語に関わっていくのだろうか
うん、たぶん関わっていかない気がする。
羊のうた 特別版 [DVD]
原作を知らず、ジャケ写の雰囲気で何気なく視て大変感動しました。コミックでなく、小説が原作かと思える程ストーリーやテーマが深く、花堂監督のこの映画に対する真摯な姿勢が感じられました。原作ファンからは「チョットちがうなぁ」と思われるかもしれませんが、原作の様な悲劇ではなく「生きる」事が主題となっているこちらの方が自分としては好きです。又ロケ地となった長野県須坂市も大変赴きある街で、ご覧になった方は是非訪れる事をオススメします。