逆転裁判 (2) (ヤンマガKCスペシャル)
逆転裁判といえばDSでのゲームのインパクトが強く、コミックでの単調な一本調子でのストーリー展開がどうしても物足りなく感じてしまう。ゲームと同じくストーリは悪くないのだけれど自分で謎を解明していく醍醐味はやはりコミックでは味わえない。ストーリーを読み進めていかないと謎の解決につながるヒントそのものが記述されていないのだから・・・。1と2は買いましたが今後の続編を買うかどうかは未定です。
水のないプール デラックス版 [DVD]
内田裕也という人はよく分からない。
確かに、日劇ロカビリー・カーニバルなんて頃からの人だから「ロックン・ロール」と言い切れてしまえるのも分かるし、この国のロックに端から立ち会ってきたという自負もあるんだろうが、未だに「ジョニー・B・グッド」を嬉々として唄い、モノマネのネタにされるような錯誤的なイメージにも溢れている。
ミュージシャンとしても無意味。それなのに、自分のバック・バンドに「トルーマン・カポーティ」と名付け、ただ一回のザッパの日本公演をプロデュースし、オノ・ヨーコと交流があり、「水のないプール」というタイトルはジョン・レノンのお気に入りだったそうだ。よく分からない。
きっと感性の赴くままに、知性も構成も後からついてきやがれ、と嗅覚だけを頼りに突き進んでいたのだろう。実在の連続強姦魔の話を嗅ぎつけたところに、若松孝二が乗った。映画としてどうこうと言うより、邦画史にマーキングされた犬の小便のような強烈な匂いを放っている。「十階のモスキート」も好きだが、こちらの方が悪臭がひどい。
感性と存在感。稀有な人であり、映画であることは間違いない。
BE×BOY(ビーボーイ)CD COLLECTION ハート・ストリングス
原作未読ですが、亜樹良のりかず先生好きなので、取り敢えず聴いてみました。
購入の決め手は黒田さんが榊の声されてたんで購入に至ったんですが、流石黒田さん!
ヤクザ=黒田さんって位ぴったりで良かったです。相手役の遊佐さんも良い声してるのでホスト役がぴったりでした。なかなか良かったと思います。
意外と流れ的にもスムーズで、さらっと聴けるのではないでしょうか。
欲を云えばフリートークが無いのが残念でした。
逆転裁判 (5) (ヤンマガKCスペシャル)
「逆転食いしん坊<後編>」、「逆転力vs神通力<前編><後編>」を収録。
「逆転力〜」では3巻で登場した柊カエデが再登場。
大天狗を信仰する団体に入信した彼女はまた殺人の容疑をかけられてしまいます。
被害者から連絡を受けていた冥も登場し、成歩堂との法廷バトルを繰り広げます。
シナリオは可もなく不可もなく、今まで楽しめていた方なら楽しめると思います。
今回あとがきマンガはありませんでした。残念。
巻末には逆転検事の紹介が2ページあります(既出情報のみ)。
極限脱出 9時間9人9の扉 オルタナ(上) (講談社BOX)
扉の外、ライアーゲームのようなハラハラドキドキ感があると言って差し支えない。
物語自体は実に面白い。読書嫌いな人にお勧めする一作である。
ただ、多くの本を読みこなしてきた読者からは少し苦言を呈されそうな本であるのも、また事実である。
まず、謎のゲームに参加させられ、負ければ何かしらのペナルティーが待ち受けている、という設定は、昨今においてはありきたりとなってしまった点が挙げられる。つまり、オリジナリティーに欠けているのである。
加えて、登場人物が冒頭から九人という大所帯なため、やや理解が遅くなる。
上記の観点から、星三つとするが、仔細なことにこだわらなければ、星四つは確実だろう。