That's Why God Made the Radio
こんなに素敵なアルバムが聴けるなんて。。30年以上のファンなので星10つ!普通のポップスファンの方も絶対に後悔無しです。
米国アマゾンで、あのアデルを抜いて一位ですよ!!!!! 只の懐古音楽ではこんなに売れません。
ブライアンのソロ一連作と70年〜80年代のビーチボーイズとが現代的なサウンドにうまくブレンドされた感じでしょうか。
ブライアンソロよりも、バンド的なサウンドに仕上げてますね。それが良い塩梅に思えます。
シングルカットのThat's why God Made the Radioを最初聴いた時は「ポップスとしては凄く素晴らしいけどmelodyがちょっと普通かな」なんて思ったんですが、
数回聴いていると。。今では、「ゲッチャバック」以来の凄い名曲だと思ってます。ここがブライアンの本当に凄い所ですよね。
普通のポップスに聞こえるのに変なコード転調ばかりで奥深く、どんどんハマります。
他の曲も、ちょっと聴いた時は普通に「素晴らしいポッポス」、でもそのうち凄くハマります。
That's why...意外での僕のお気に入りは。。
現在ツアーでも歌っている(ハリウッドボウルでのコンサート見てきました。皆さん、8月の千葉は絶対に行くべし!凄いですよ。)Isn't it time : ブライアンの明るいボーカルにマイクの低音が重なって、素晴らしいmelodyのブリッジにいって、アルが青年みたいな声で歌って、、
マイクがメインとって、、70年代のビーチボーイズ的な感じでもあります。この曲が日頃アタマから離れないのは何故だろう(笑)
一番好きなのは「6 : Shelter」です。素晴らしいmelody ! 過去のビーチボーイズ名曲に並ぶと思います。特にブリッジのジェフリーによるファルセットとマイクの低音ボーカル部分は本当にやばい。何度も聴いています。本当に素晴らしい。
それに続く、マイク作のDaybreak over the oceanも良く聴く曲。ちょっとココモに似た感じかな。静かなビーチでビール飲みながら聴きたい。素晴らしいボーカルだなあ。
2番目に好きなのは10のFrom there to back again : アルがメインボーカルで、永年の青年ボーカル炸裂!Todayのb面や、ペットサウンズやスマイルあたりが好きな方は、多分この曲聴いてにやりとするはず。(そして、12のSummer's goneまで一連曲として楽しめます)
この曲だけでもハルブレインのドラム、キャロルケイのベースお願いしたかったなあ。最後のending、最高です。
本当に本当に、おじいさん皆さんがもう一度一緒にやってくれて良かった(みんな70代とか60代)。マイクとブライアンの訴訟とかあったしあきらめてました。奇跡です。ブライアンは彼のソロ作バンドが今までで一番だ、なんて以前良く言ってたけど、あれだけレコードを売ったオリジナルビーチボーイズメンバーのボーカルは違うもの。(あ、でもジェフリー、本当にありがとう。君がいなかったらコンサートもこのアルバムも難しかったよね。)
マイクって不思議。ブライアン無しのビーチボーイズや彼のソロだと正直ちょっと二流な感じがするんだだけど、皆と一緒になると如何に彼のボーカルがビーチボーイズを支えているのか良く分かる。
もう一枚アルバムつくって欲しい。。 ブライアンのコンサート参加はたまにでも良いから(笑) とにかくみなさん、8月のコンサート必見。ハリウッドボウルでは40曲以上やってくれました。凄いパフォーマンス品質で!ちなみにブルースもまだまだ声でますよ。アノ名曲Disney Girls、日本でもフルコーラスでやってくれるといいな。泣きましょう。(コンサート中、ブライアンがバンドマスターみたいに手を振ったりするのも、日本のブライアンファンにとっては最高では。。)
レコード・コレクターズ増刊 ザ・ビーチ・ボーイズ・ディスク・ガイド 2012年 09月号 [雑誌]
萩原健太さんは、以前からビーチボーイズのディスクガイドを制作するのが夢だったようで、そうした想いのうえに制作されたこの本なのですが、やっぱり素晴らしい。
作品の背景も一枚ずつ丁寧に書かれていて、そんなことがあったんだなあ、と初めて知るエピソードも多くあった。
ビーチボーイズやブライアンウィルソンに関する知識は、たいてい本を読んで知ることが多いのだけれど、出版されている本は限られているし、ゴシップや脚色もあって何が本当なのか解らない。
その点、萩原健太さんはブレのない知識で語られることが多いので、安心できるし、文章も読んでいて楽しい。
山下達郎さんのインタビューも掲載されています。
ビーチボーイズの音楽がもっと好きになる本です。
ビーチ・ボーイズとカリフォルニア文化 はるかな場所の一番近いところ (P‐Vine BOOKs)
全25章のうち最初の5章は、約100年前からのウィルソン家の
歴史。「ルーツ」のように、アメリカという広大な国で生き抜く家
族史を通して西へ向かい、「夢のカリフォルニア」の厳しい現実に
直面しながらも新しい文化を生み出す前史を描いています。
そこに登場したブライアン・ウィルソンが兄弟らとともに結成した
バンド=ビーチ・ボーイズ。彼らが当時の文化や経済の荒波に乗り、
やがて翻弄されていくさまを多角的に描かれています。
特に60年代に比重が置かれ、それにはサーフィンやホット・ロッド
など若者文化の隆盛や当時の音楽産業やシーンにも詳しく、彼らを
取り巻く状況の変化が克明に紹介されていきます。
僕自身としては、音楽プロデューサーやミュージシャンの名前に頷
き、人気サーファーらはチンプンカンプンだったりするのですが、
子どもの頃、TVで放映されていた輸入ドラマでまるで別世界と感
じていた「豊かなアメリカ社会」の実像と虚像が明らかになる気が
させられました。
この原書が発行されたのが94年ということで、最後はブライアンが
復活の兆しを得るところまでで記述は終わっています。
その後、現在に至るブライアンの復活・活躍はは、まさに「神のみ
ぞ知る」天のご褒美。50周年を迎えたビーチ・ボーイズを西海岸の
社会と文化の中で理解できる貴重な一冊です。