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Steelbath Suicide: Remastered 1.Entering the angel diabolique(インスト)のあとに Needlefeast(A Predator's Portrait収録)をつなげて聴くと…ハマりますよ!!
Figure Number Five 久しぶりに、メタルを聴いた気がする。いや、もちろん有望なバンドはまだまだ存在するが、退屈なバンドがヒットチャートを賑わす中、このような完成度の高いアルバムは、私をニヤリとさせてくれる。今回はデヴィン・タウンゼントと時間的にすれ違いであったらしいが、また共演して欲しい。
ジェネラル・ルージュの凱旋 [DVD] オレゴンのある低所得者用医療保険の管理部局に飾られている言葉。
「Cost, access, quality. Pick any two(コストと待ち時間と質。このうち,2つまでなら選んでもよい)」。

国民皆保険制度をアメリカで実現する事を目指すヒラリークリントン。
彼女が日本の保険制度を視察しに来日した際のこと。
『日本の医師は聖人さながらの自己犠牲の精神で医療に従事している』と驚嘆したそうだ。
アメリカの医師達にそれだけの自己犠牲はとうてい見込めないと落胆して帰って行った。

日本の医療は2つしか選べないとされる『コスト、アクセス、クオリティ』、
これをそれこそ医師達の犠牲の上に成り立たせてきた。
もしアクセスを犠牲にするのなら今治療が必要な人は手遅れになるだろうし、
この映画では救命救急も犠牲になりつつある現状が描かれている。

このテーマは重く、深い内容なのですべてを包括的にやるには時間という制限のある映画という媒体は向かない。
ここではエンターテイメントの装飾を施して、
間口を広く取り、知るための一歩を後押してくれる映画だと思う。

また語りきれない部分に未練を残さず、
速水という男のドラマに焦点を絞りきったのも成功の鍵だと思う(を見てみたかった気もするが)。
観てて本当におもしろかった。
自分のわがままを通すも患者も信念も自分の手からこぼれ落ちそうになる位の事態。
顔は青ざめ、立ち尽くしてしまう局面で彼が意思を奥歯に噛みしめ再び立ち向かっていく顔に見惚れました。
堺雅人さんはいい役者ですね。役者では高嶋政伸のヒール役もハマっててこの人こっちもいけるのかと感心した。

中村義洋という監督はアヒルと鴨のコインロッカーでも映像化の難しい原作を見事に描いていたし、
エンターテイメント性と映画の質のバランスを軽めに高い次元でまとめてくる優れた監督だと思います。
飽きさせずに必ず映画の芯となる部分を外さない。
この映画でも張り巡らした伏線をきちんと回収して一本の線にしてくるあたり見事だと思います。

テレビドラマ風味という批判はあるだろうが笑いあり、ドラマあり、考えさせるテーマあり。
それらの落としどころが高い次元でまとまった優れたエンターテイメント映画です。

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