激昂がんぼ(6) (イブニングKC)
新キャラが出てきて内容は面白いのは面白いのですが、
なぜここまでコメディ色が強いのでしょうか?
極悪がんぼの頃の方がもっと殺伐としていて面白かったです。
新作になってから毎回ヘラヘラしています。
そしてようやく所長の姿が見られました。勿体つけすぎです。
六巻まで登場0ですよ。
そろそろ所長の肩の傷の話など所長のアナザーストーリーをやって欲しいです。
絶対にそちらの方が面白いと思います。
激昂がんぼ(3) (イブニングKC)
前巻で寺本を見事につぶした二宮でしたが、
本巻ではその寺本の反撃が開始されます。
寺本は寺本らしく陰湿かつ着実な布石を打ってきますが、
それを時にスマートに時に泥臭く処理する二宮・神埼のコンビが、
官官、官民、民民の複雑で様々な絡み合いや、
人間関係を巧みに利用して物事を運んでいく様は非常に読み応えがあります。
バイク屋行政書士の存在や、
神崎から松子が土地を手放すという言質を取ってからの、
政治家パーティーのタイミングなどには少々ご都合主義な感じも否めませんが、
それでもこの内容を一巻で破綻なく纏め上げる構成力や、
難解に絡み合う内容をわかりやすく読みやすく描かれていて、
絵柄さえ受け入れることができれば、スルッと読めてしまいます。