20世紀名人伝説 爆笑!!やすしきよし漫才大全集 VOL.2 [DVD]
白血病で入院している友人に差し入れしてあげたら、大変元気になり、半年かかったけど元気に退院してきました。「死ぬこと考えてる時にやすきよはきつかった。無菌室では早く出てやすきよを見たかった。」そして「最高の差し入れだった」と言ってくれました。
じゃりン子チエ 劇場版 [Blu-ray]
高畑勲監督によるじゃりン子チエ劇場版アニメ。
映像はそこそこ。
フィルムグレインは強めにかけられております。
バラツキはあるものの全体的に少しうるさく感じるかもしれません。
シャープさ中々いいです。
どうしても細かい箇所の輪郭は弱くなってしまいますが満足できるレベル。
暗部シーンの諧調表現はよいです。
作品が古いという事もあり状態が悪いのか小傷などがチラつきます。
破綻する箇所もなく丁寧に再現されているのですが、ハイビジョンらしさという意味ではどうしても弱い。
ビスタサイズですが少し額縁気味になっています。
他のBDアニメと比べると並程度じゃないでしょうか。
古い作品なので新しいタイトルと比べるのは酷ですが、再現性は十分満足できると思います。
音はチープな音ですが仕方ありません。
重低音はほとんど鳴る事がなく軽い。
高音は詰まりがちで伸び切りません。
サラウンドはモノラルサウンドなのでありません。
セリフ部分はクリアではあるものの、こちらも詰まりがち。
全体的に音の広がりにかけ詰まってしまっています。
古い作品ですし原音からしてそうだと思いますので仕方ありません。
内容はじゃりン子チエの劇場版アニメ。
大阪の下町を舞台にした人情溢れるアニメです。
漫画的要素もありながら人情ドラマ仕立てにしたお話。
それぞれのキャラの個性が出ていて掛け合いも楽しいです。
当時売れていた吉本芸人の声も、時折棒読みながら作品の雰囲気に合っていてよい。
見ていて元気になれるそんな作品。
子供向けではなく大人向けの人情物語だと思います。
特典はHD画質で予告のみ。
封入のブックレットは中々出来がよく満足できます。
画質/音質は作品の年代からしてどうしても古さが出てしまっていますので、作品のファンなら。
弔辞―劇的な人生を送る言葉 (文春新書)
文芸春秋2001年2月号〜2011年1月号掲載の弔辞より50人分を収録した物です。僅か数分に凝縮された万感の思い、個人と何らかの濃密な関係が有ったからこそ語られる思い出、知られざるエピソード、感謝の気持ち、職業は様々ですが、勝新太郎から始まり、タモリで終わります。比較的近年に亡くなられた方も多く含まれていて、新聞、ニュース、TVで知った、観たという方が大半です。
勝新と裕ちゃん仲良かったんですね。しかし、共演作有ったのかな・・? 池田さん〜浅沼さん 衝撃的なテロでした。子供の頃でしたが良く覚えています。生きていれば日本の政治が変わっていたかも? 村山さん〜小渕さん かっては、野党、与党の関係でしたが、時のいたずらで、お互いの人柄が良く出ています。 中村さん〜ひばりさん 素晴らしい歌の数々をプレゼントする為に神様がおつかわしにになったエンジェル。私は、もう、友達を持たないでしょう。あなたが最高だったから・・大親友だったんですね! 三橋さん〜水の江さん これは、珍しく生前葬での弔辞です。 横山ノック〜横山やすし 僕の一番弟子で、一番手を焼いた君の為に、君の芸は、とっくに僕を追い越していたよ・・そう送ったノックさんももうこの世にいません。 大賀さん〜盛田さん 盛田さんは、日本人としては珍しい本当の意味での国際人でした・・と送った大賀さんも今は、いません。お二人は、今のSONYの低迷をどう見ておられるのでしょうか? 奥さん〜宿沢さん 宿沢広朗という楕円球は、今、大きくバウンドして消えてしまい、そこで、ノーサイドの笛が吹かれました。・・・残念!!
そして最後に、タモリ〜赤塚さん 赤塚さんは、タモリさんを見出し、表舞台に出るまで、マンションに住まわせ、生活費まで出していました。・・私も、あなたの数多くの作品の一つです・・むべなる哉!!
横山やすし夢のなごり (ワニの選書)
著者は横山やすしほど知られてはいませんが、大阪の放送・出版界ではとても有名な方です。この本の中でも紹介されていますが、THE MANZAIブームが起きるまで暫くの間、漫才は低調でした。花王名人劇場がきっかけになって、と良く言われますが、その花王名人劇場のきっかけになったのは、新宿紀伊国屋ホールの秋田實一周忌記念・大阪漫才集団”笑の会”東京公演です。当時は、漫才は大阪の色物という扱いが東京には残っていました。東京の笑の殿堂は”笑点”でしょう。大阪の吉本、松竹の笑の文化とはやや異なります。大阪の人にはこういう気持ちがあって、大阪の笑を全国区に、という気合満点で合宿まで組んで臨んだそうです。その中心人物が著者です。こういう人だからこそ、やっさんを冷静に見つめられたのだと思います。過度の入れ込み、過度の持ち上げもなく、著者の描いたファンと同じ視線で見る横山やすし像が最も受け入れられるものでした。
吉本興業女マネージャー奮戦記「そんなアホな!」 (朝日文庫)
「あの横山やすしを殴った女」
と言われる(?)元・横山やすしマネージャー大谷由里子さん。
吉本興業入社から、退社→やすしさんとの別れまで
濃~い会社員生活を綴った本です。
エッセイというより、ノンフィクション小説のような面白さ。
そして芸人たち、吉本の社員たち、みんなが
真剣にまっすぐに仕事をしている姿が胸をうちます。
働く女性として、ものすごく元気をもらえた1冊です。