アイル・ビー・ゼア [DVD]
ロック音楽には全然興味がなくても、十代の子供共に十分楽しめる映画です。英国人は感情の表現が控えめで、英語も少し回りくどい言い方をするので、米国映画を見慣れた人には違和感があるかもしれませんが、英国人はむしろ日本人に近い面もあると割り切ると、結構面白く鑑賞できます。
個人的には英国は非常に貧しく、暗いという”偏見”をもっていただけに、主人公の女性を通して比較的裕福な家庭を見てホットしました。
少しコメディー風で、最初から明るい感じです。見ていて疲れません。むしろ作品としては健全そのもので、主人公の歌唱力も素晴らしく、見終ったあと、すがすがしい気持になりました。
LOVE クリスマス
マライア・キャリーの「恋人達のクリスマス」も、ワム!の「ラスト・クリスマス」もいつのまにかクリスマス・ソングの定番になってしまいました。どちらも、ワクワクする気持ちを音楽に表していますね。ポップなクリスマス・ソングの代表曲といえるでしょう。
でも我々の世代のクリスマス・ソングは、アンディ・ウィリアムスの「スレイ・ライド」であり、ビング・クロスビーの包みこむような歌声なのです。
映画『ホワイト・クリスマス』のダニー・ケイの温かい演技を思い出しています。いつの世も変らない「愛」を確かめる「聖夜」にしたいものですね。
アート・ガーファンクルの60年代と変らない「神の御子は今宵しも」の歌声を聴いていたら、音楽の天使が舞い落ちる姿を見ました。透明感あふれるシャルロット・チャーチの「きよしこの夜」はクリスマス・ソングの定番中の定番でしょう。正統派の歌声でした。
若い方にも当然楽しめますが、50歳以上の方にもオススメします。
昔に戻って、大切な方と一緒にすごす聖夜にお聴きください。
天使の歌声
素晴らしい透明感のあるソプラノ。
それがシャルロット・チャーチなんですね。
ただ癒し系のCDを探している私には、豪華なオーケストラが大げさ過たり、透明な高音がうるさく感じられる曲がいくつかありました。
もちろん、クラシックのCDとしては秀逸のできだと思いますよ。
とくに張りのある高音は、ちょっと頑張り過ぎかなとは思いますが、老練な歌手とは違う美しさがあると思います。
もう少し体調の良いときなら、全ての曲を味わえると思います。
曲数も多いし、書き込み方式を変えたそうで、音もいいしお得な一枚でしょう。
ただ、癒しが欲しい方には少し厳しい曲もあるので、もうしわけありませんが星4つ。
クラシックが好きで美しい声とオケを豪華に楽しみたい方には最適だと思います。
プレリュード~ベスト・オブ・シャルロット・チャーチ
ジャンル開拓として声楽をお考えの方なら、本作を手にしてはいかがでしょうか。数多の声楽家の中でも、現在有名な歌手であると共に、声楽界でも貴重な若さを武器にした歌手です。
若さと技術が同伴するということは、結果、後世への期待値も自然と高まります。時間による評価の低下は避け得ず、場合によっては、このベスト版が、彼女の歴史的な一枚となってしまうかも知れません。
とはいえ、芸能界に出現したその日から今日まで、彼女が「天使の歌声」であることを疑ったことはありません。高潔にして、甘美な歌声は、圧倒的多数を魅了するもの。ひと時の娯楽としても、のめり込む芸術としても、贅沢な時間を過ごせることでしょう。
アルバムの焦点がぼやけて思えるのは、ベスト版ゆえのもの。この中から、気に入った曲をリストアップし、過去のアルバム購入へのアプローチとして活用されるとよいかと思います。
プレリュード~ベスト・オブ・シャルロット・チャーチ [DVD]
天使の歌声で一世を風靡したシャルロット・チャーチのDVD版ベストアルバムです。既発売の彼女の音楽DVDは数種類あり、国内版輸入版ともすべて5.1ch収録されていて、本作品はその中の3作品から、ベストチョイスと言うべき17曲(映像特典込みで19曲)が収録されています。そして肝心の画質音質も水準以上で、小画面(17型液晶TV)でも大画面(115インチスクリーン)でも、破綻なく楽しめました。
2001年9月の故郷カーディフでのコンサートが中心ですが、幼児顔の6曲は99年3月の最初のソロコンサートから、レターボックス収録されている4曲は、2000年8月のエルサレム旧市街、ダビデの塔の特設ステージからのものです。それらは、オリジナルの素材と同等以上の良質なクオリティに感じましたが、順番がランダムなので少し戸惑いました(-1点)。それでも、ファンにとっては彼女の成長を(13歳から15歳ですが)映像付きで楽しめる、ベストアルバムだと思います。なるべく、これからもクラシックで!