少年ジェット DVD-BOX 5 鉄人騎士篇
400年の眠りから覚めた無敵の超人「鉄人騎士」は、その心の無垢さゆえに、ジェームスの悪のささやきを信用してしまう。善悪の区別のつかぬ赤子のような鉄人に、太郎の声だけが、真実を伝える事が出来るのである。不敵なジェームスの策略に、踊らされる鉄人騎士。少年ジェットの正義の声は、鉄人には、届かない。唯一の弱点に、ジェットのスーパーコルトが火を噴いた。傷を負った鉄人は、自分の故郷「魔の山」に逃げ込んでしまう。全ての謎が解けた時、鉄人に真の微笑が戻ってきた。そのいたいけな鉄人の「イーヤンプー」と叫ぶ姿はもう二度と見られない。幼い頃に見た、かすかな鉄人の記憶は、この鉄人の心の優しさにあったのだと思う。秀作である。忘れられない。
赤胴鈴之助 第4巻
フライフィシングを始めて37年。フライフィッシングからフライタイイング、渓流魚を描くこと、木工レリーフを彫ること、版画を彫ること、ウッドバーニングで絵を描くこと、などフライフィッシングを基点に色々な趣味に発展。(中心は渓流魚が題材)
今回、開高 健著「生物としての静物」を読み返しているうちに手持ちの静物、例えば、コレクションにしている「ジッポーライター」、「時計」、「根付」、「フライの道具」、「ジージャン」などを色鉛筆で書き始めた。
本書を求めたのは
子供の頃愛読していた「赤銅鈴の助」特に都電に乗って子役だった吉永小百合を新宿御苑まで追いかけた思い出や「イガクリクン」のナレーターだった三東昭子の思い出を書き留めておこう!と思った。
また、大橋歩のイラストレーション「平凡パンチの表紙」の強烈な印象。アイビールック、VANの紙袋。
そして、現役時代に担当した「横浜元町のスーパーマーケットのショッピングバッグ」などを現在、書いている。
少年ジェット DVD-BOX 6 紅さそり篇
この作品「紅さそり」は、少年ジェットの中でも出色のできである。当時の他の作品にも共通するが、筋の進め方、展開の仕方が複雑で大人にも楽しめる要素を十分に備えている。(例えば矢車剣ノ介、七色仮面などの筋運びは素晴らしい)また、この「紅さそり」は、当時子供だった私にも十分に不気味な雰囲気が分かり、今でもその記憶が息づいている。特に荷蛭役の高田の演技は、それを象徴している。この作品前までは、武器として「スーパーコルト」しかなかったのであるが、この作品でジェットは「ミラクル・ボイス」を身に付けることになるのである。特に丸目との最後の死闘にこの武器が炸裂する。まさに血湧き肉踊る瞬間であった。涙ものである。