アークザラッド ジェネレーション オリジナルサウンドトラック
アークザラッドのシリーズも5作目になって、熟成してきた感があります。なんといっても、
ゲーム本編の面白さがここまでのロングランを実らせた第一の要因でしょうが、使われている
音楽も、その人気の一端を支えています。
シリーズを通して流れる「アークザラッドのテーマ」(安藤まさひろ氏作曲)は、これから始まる
冒険への期待感をいやが上にも膨らませてくれる、勇壮で重厚なムードを備えていますが、
今回は、前作「精霊の黄昏」に続いて服部隆之氏によるフルオーケストラに・アレンジが
収録されていて、これまで以上に聴き応え十分の出来です。
収録曲は全34曲(トータル約70分)で、このうち新曲は13曲、残りの21曲は前作「精霊の
黄昏」でも使われた曲(サントラには未収録)となっています。この点が、前作をプレイした
人にとっては、単体のサントラとして物足りない印象を与えるかもしれません。
しかし今作では、シリーズ2作目で生まれた名曲「明日へ」にも優るとも劣らない名曲が
誕生しました。それが「エッダ~旅立ち」(福島祐子氏作曲)です。
ピアノが奏でる美しい主旋律は、どこまでも美しく、悠久の調べを感じさせます。なにかしら
宿命を背負った少年エッダの旅立ちにふさわしい、珠玉のテーマ曲となっています。
この曲に出会えたことだけで、このサントラを買ってよかったと思えました。
みなさんもぜひ聴いてください。決して後悔はしませんから・・・。
アークザラッドジェネレーション ザ・コンプリートガイド (電撃プレイステーション)
各種データが載っている所は良い。
とくに、操作キャラの行動パターンや、カード合成表、各マップなど、これさえあればクリアできると断言できるほど詳細に載っている。
ただし、ストーリー攻略はいい加減で、ゲームに出てくる重要キャラクターについての説明等は一切ない。
また、ミニイベントの項に一部間違っている箇所がある。また、シリーズの前の作品に関連する事項の紹介は殆どない。
従って、データとしては価値があるが、資料価値は無いに等しい。
(キャラクターイラストがアップで掲載されているくらいか?)