生命の奇跡
NHKドラマ『マドンナ・ヴェルデ』を見て、
エンディングとして使われていた『生命の奇跡』に一目惚れしました。
無垢で透明感のある歌声が心に染み入る名曲です。
他の楽曲もテイストは似ていますが、癒しをくれる曲ばかり。
本当に歌声に吸い込まれそうになります。
疲れているときに聞くと、涙が出そうになります。
ふだんけんかばかりの子供達も、曲を流すと、気が静まるのか、
いつもよりも落ち着いてくれます(笑)
奇跡の人 [DVD]
ハリウッドの映画とは信じられないような硬派の作品だった。舞台がケラー家の中だけという、映画としてはおもしろみのない設定であるのに、興味が途切れない。あらためて見てみると、後年の「俺たちに明日はない」に共通するものを感じた。完ぺきに仕上げられているのである。
先生役のアン・バンクロフトとヘレンのパティ・デュークの熱演には「感心した」を通り越してただ見まもるだけだった。先生としての悩みや両親の娘に対する気持ちも、まったくその通りで、どこをとってもウソくささがない。
スキのない映画で、見る側としても終始緊張を強いられた。それだけに、ヘレンが井戸水を手にうけて言葉を発するラストシーンは、ほっと気がゆるむ。
奇跡の人 DVD-BOX
10年前リアルタイムで観てて、1週間が待ち遠しくてたまらなかったドラマです。早く先が知りたくて。その後もレンタルで何回も借りてDVDBOXが出てると知って即購入しました。BOXなんて高いから滅多に買わないのに。それほど良いドラマでした。
まずミュージシャンである山崎まさよしが主役というのが大成功だと思います。素晴らしい演技です。中身が8歳の少年と言う難しい役にも凄く自然と表現されていて、第一話は涙が止まりませんでした。その後過去の記憶を取り戻すために東京に出てきて、松下由樹演じる康子と共に働き始め、徐々に過去を思い出していくと言うストーリーです。記憶を無くしてからの8年と事故に遭うまでの生活のギャップが凄いです。山崎まさよしの演技ももちろんですが、なんと言っても戸田菜穂の演技が素晴らしいです。最終回も希望が持てる終わり方になっていて良かったです。このBOXは第一話のメイキングが収められています。
レンタルからでもいいので是非一回は観て欲しいですね。
奇跡の人 (新潮文庫)
事故で記憶を全くなくし、8年間も病院で入院していた31歳の天涯孤独の主人公。
自分探しをしていくうちに、8年前の友人たちを知り、大事にしていた人を知り、そして自分が起こした過ちを知る。
そのとき犯した過ち、その原因ともなった自分を揺り動かす衝動、人の業、彼はその出来事をトレースしていく。
どんなに生まれ変わっても、やりなおしても、自分が持っている業は変わらず、繰り返してしまうものなのかもしれない。
小説としては佳作。
でも、自分が繰り返し起こす過ちを思い返し、内省。
奇跡の人 ヘレン・ケラー自伝 (新潮文庫)
嫉妬という言葉が最も適した感想です。
三重の障害という信じられないハンディキャップを背負った中で、
いかにして前向きさを持ち続けられたのか、
それを知りたくて手に取った一冊でしたが、
ただただ人生に希望を持ち続けていたからだと私は感じました。
人生をこんなにも明るく捉えられるなんて、
彼女に嫉妬すると同時に、
自分が恥ずかしくなりました。
誰もが無理だという中、
ハーバード女学校を目指し、
ついには実現したビジョンの持つ力など、
私を大いに啓蒙する材料がたくさんありました。
誰にとっても絶対に勉強になるはず、
そんな一冊です。