アルティメット・ギター・コレクション
クラシカルギターの参考にと買ったのですが,オーケストラが入ったカバティーナなどがあり,ポップ調に楽しみたい人には抜群です。ただ,ディアハンター,禁じられた遊び,シンドラーのリストなどの映画音楽,純粋なクラシカルギターなどをてんこ盛りに集めた感が否めなく,まとまりがないのが難点です。2枚組というのが,なんともなくお得感もあり,是非1枚欲しいものです。
終戦60年ドラマスペシャル 日本のシンドラー杉原千畝物語・六千人の命のビザ [DVD]
たった一枚の紙切れがその後のその人の命を左右するとしたら。
国の命令と、人の命との間で揺れる杉原さんの葛藤が心を打ちます。
自分が日本人であることを誇らしく思える実話です。
そして、それに恥じないように生きてみようと思わせてくれるお話です。
*SCHINDLER''S LIST PGRN6 (Penguin Joint Venture Readers)
スティーヴン・スピルバーグ監督によって映画化された"Schindler's List"(邦題:シンドラーのリスト)の原作。英語のレベルは、Penguinシリーズでは最高の位置づけになっているが、比較的平易な言い回しで書かれている。高校生から読める程度の内容。
舞台は、第二次大戦下のドイツ。ナチスによるユダヤ人迫害は日々進行していく中、果敢にも実業家オスカー・シンドラーは一人でも多くのユダヤ人を救おうと試みる。
シンドラー自身は、金髪で背の高い、ナチスにとって理想的な「ドイツ人像」そのものの容姿。しかし、ナチスの姿勢に納得できない彼は、自らの工場にユダヤ人を労働者として雇いいれる。そして、自分の工場はドイツ軍に必要不可欠な物資を製造しているとし、工場の閉鎖を回避。工場は、ユダヤ人にとっての一種の<聖域>となった。
彼のビジネスマンとしての圧倒的な人脈力や常に一枚上手のかけひきは圧巻である。そして、何より自らの利益も危険をも省みない姿は、読むものに感動を与える。
ベスト・クラシック100
ヘンデルに始まりヘンデルに終わる、というだけで、この編集者がイギリス人であることが知れるようなものですが、シューマン、リスト、ブラームス、ワグナー、ブルックナー、ラヴェル、バルトーク、ストラヴィンスキーといった著名な作曲家の作品が1曲も含まれていないことからしても、単なる「有名曲の寄せ集め」ではないことがわかります。それは、ある一定の「気分」に沿って、まるでクラブ系DJの感覚のように、全体の流れや統一感を重視し慎重に選択された見事な選曲だと思います。
つまり、この企画者は、初心者向けとかカタログとかいうことではなく(結果的にそうなることがあったとしても)、基本的には現代の生活におけるクラシック音楽の「新しい楽しみ方」を提案しているということだと思われ、そのことに強く共感します。
したがって収録された楽曲は「クラシックを代表する名曲」というようなものとは明らかに違った基準で選択されていて、その9割以上がオーケストラ曲またはオーケストラ伴奏曲です。器楽曲、小編成の室内楽、ピアノ伴奏曲などはたまにアクセント的に置かれているだけで、たとえばピアノ独奏曲はベートーヴェンとドビュッシーの計2曲しか無く、ショパンもサティもありません。また、全体の3分の1が声楽曲ということも特徴的だと思います。
やや保守的/良識的な解釈の多いEMI音源というも、こうした企画には良かったのかもしれません。1960年代の録音も少なからず含まれますが、演奏と録音が一級品であることに間違いはありません。全体のちょうど4分の1、25曲が楽曲あるいは楽章の一部分を抜粋したトラックですが、それも決して安易なフェイドイン/フェイドアウトではなく、音楽的な見識の確かさを思わせる編集で、原曲を知らなければそれが抜粋であることすらわからないくらい、個人的には不自然さを感じませんでした。
いまだに教養主義的な感覚から聞き手の方で勝手に敷居を高くしているような所もあるクラシック音楽ですが、このコンピレーションの「軽やかな豊かさ」は、もっと自由な新しい楽しみ方を提案しているように思われます。BGMにも良し、カーオーディオで聞くも良し、iPodでシャッフルするも良し。良い時代になったものです。
シネマ・セレナーデ
とにかく『カーニバルの朝』は最高の曲です。言うことありません。このアルバムにはそれに加えてニューシネマパラダイスまで入っていて・・・。(生命保険のCMですっかり有名になっちゃいましたね)その他の選曲もリピート・リピートでも絶対に飽きない素晴らしいアルバムです。