未成年
未成年 大江千里 (1985) 作詞/作曲:大江千里 編曲:清水信之 Produced by 清水信之
1.Real 4:19
2.Sexuality 4:15
3.A Moonlight Episode 4:23
4.真冬のランドリエ 4:04
5.もう一度 X' mas 3:57
6.赤茶色のプレッピー 4:00
7.プールサイド 4:59
8.渚のOne−Side Summer 3:59
9.十人十色 3:29
10.ナチュラル 4:53
このアルバムには千ちゃんの初期の代表曲 【1】 【9】 が収録されている。 どちらともノリの良いポップ・ナンバーだが 千ちゃんの知名度を上げたのは 【9】 だろう。 当時 味覚糖の CM のタイアップ曲で しかも 千ちゃん本人が出演していた。 私は彼の このテの曲は あまり好まないが 【3】 のような 少しファンキー・テイストを感じさせる曲は大好きだ。 おまけに哀愁も漂わせ モロ私好みの楽曲に仕上がってます。 アレンジでいえば 【2】 もツボ。 80年代中期サウンドが耳に心地よい。 私は清水さんのアレンジが好きなんですよ。 だから彼のプロデュース作品である このアルバムは安心して聴けますね。 【4】 AOR なサウンドが良い。 恋人から別れを告げられる男の気持ちを歌ったミディアム・ナンバー。 【5】 真冬ときて 次はクリスマス。 ロック寄りのアレンジがインパクトを残すアップ・テンポな曲。 【6】 クリスマスから 気の早い夏へ (笑) 入り乱れる季節感。 爽やかなサウンドと EPO 姉さんのコーラスが印象的。 軽快なポップ・ナンバー。 フレッピーって 名門私立学校に通う学生たちや 制服の事かな。 【7】 気の早い夏からプールサイドへ。 引き語り風に始まり ミドル・テンポで進んでいく。 千ちゃんの穏やかなヴォーカルが切ない。 複雑な恋心の歌。 【8】 そして完璧に夏です。 王道の ”夏 ” アレンジで聴かせるサマー・チューン。 このテのアレンジを聴くと 夏の終わりの海岸、 それも夕暮れを思い描くのは私だけでしょうか。 【9】 84年の11月にリリースされた 元気いっぱいの 6枚目シングル。 【1】 は 7枚目のシングル曲。 アルバムからの先行シングルとして 85年の3月初めに発表。 【9】 は 前述の通り 千ちゃんの存在を 多くの人に認識させた楽曲。 ラスト・ナンバー 【10】 私の中で名曲として名高い楽曲です。 前半はシンプルなアレンジで 詩とメロディーを しっかり聴かせる。 後半に向けて盛り上げながら 曲の持つ悲しみ、 切なさを表現していく。 淡々と響きながらも 噛みしめるように歌う千ちゃんのヴォーカルが痛い・・・ 聴いてるコッチが苦しくなります。 この曲に会えた。 それだけで私にとって このアルバムは すごく価値あるものです。 最近の作品には全く触れていませんが たまに ふと 彼に会いたくなり CD を引っぱり出して聴いたりします。 この辺から中期にかけての千ちゃんは良い。 【9】 で 注目を集めた後の作品だけに 丁寧に作られていますね。 とにかく 【10】 は 必聴です!
未成年 DVD-BOX
物語は全体的に悲愴であるにも関わらず、見終わった後は何故か清々しい気分になれる。
その理由はやはり主人公たちが自分なりの青春を、思いっきり謳歌しているからだろう。
誰にでも、あの時こうしておけば、という後悔は少なからず持っている。
この作品ではそれをこれでもかと見せてくれる。
一見気の合わなさそうな人と楽しい時間を過ごせる喜び。どんなに思考や歩んできた道が違っても互いを認め合う心。すごく惹かれた。
未成年 Vol.4 [VHS]
後半、ヒロインがたて続けに死んでいく展開には、ちょっとやるせない印象を受けたが、それでも面白い。
最終となる4巻では、社会に見切りをつけ、廃校に逃げ込んだ7人に、苦難が連続で襲い掛かる。瞳の陣痛に始まり、狂う神谷、撃たれるゴロウ。そして警官隊に囲まれ、篭城を決めるヒロ。
日本のドラマとして、ここまで大掛かりな展開は、もう今のドラマでは見られないのでは、と思う。
特筆すべきは瞳役の浜崎あゆみ。歌だけでなく、演技も上手いなあと感じる。出産シーンでの彼女の演技は圧巻。
そして、香取真悟演じるデクが、自首した理由をヒロに話す場面、号泣した。デクは映像史上最高のキャラクターだと思う。
未成年
柴田淳と出遭って、「それでも来た道」を知り、「ため息」と出会い、そうして「未成年」と巡り合った。公式サイトで言っている。「ねえねぇ、この曲聴いて。聴いたことない誰だか知らないこの曲だけど、ねえ、聴いてみて。あなたに聴いて欲しいの。お願い聴いて。耳を澄まして聴いて。って言いたい曲なの。そう、『それでもきた道』や『ため息』と同じようにね。」心の琴線に響くとは、こういうことを言うのだろうか。「未成年」からは、”人の在り様”が感じられる。”人は独りである。けれども、人は一人では生きていけない。”そういう矛盾した”心”がこの唄に込められているようだ。決して”未成年”だけを対象にしたのではない。言うなれば、”心の未成年”を謳いあげたのかもしれない。とはいっても、解釈はそれぞれである。聞いた後、”何かが残る”、そんな忘れられない一枚である。