AKIRA [Blu-ray]
TVで観た時の微かな記憶を頼りにYouTubeでたまたま目にした『アキラ』をまた観たくなり購入しました。
久しぶりに観ましたが今でも十分通用するクオリティです。作り込まれてる感が如実にみてとれると思います。背景は勿論、特に動くキャラクターや動きのある場面でそう感じます。 キャラクターの喋る時の口の動きは母音をしっかり表現していて声優の名吹き込みと相まって正にキャラクターに命を吹き込んでいます。CGとは無縁のこの時代にここまでのクオリティを生み出した制作者に脱帽です。
これは20年以上前の作品です。
'93年にCGで 『本物』の恐竜が生み出されていたその5年も前に『本物』のアニメが生み出されていた。
それが【AKIRA】です。
老人Z HDマスター版 [DVD]
老人介護問題+メカという前代未聞のテーマをくっつけた無茶苦茶なアニメではあるが、内容はとっても面白いし、考えさせられるものもある。
介護ロボがまるで生命を持ってるかのように動き回り、色んなものを取り込み、そして破壊、破壊、破壊。
もう破壊描写は大友作品の十八番ですね。
そして現代の介護へのメッセージ。機械で老人介護をするのは確かに便利かもしれないが、真心のない介護は本当に介護と言えるのか?それで老人は満足できるのか?と製作者のメッセージが伝わってくる作品でもあった。
個人的にスタッフロールに流れるエンディング曲がこの作品の世界観とマッチしていて好き。
AKIRA(3) (KCデラックス 13)
アキラを巡る攻防戦がメインのこの第3巻。講民党の根津、その背後に存在する新興宗教団体の教祖ミヤコ。そしてクーデターを起こした大佐率いるアーミーに、それぞれの超能力者たち。そしてタカシの死にアキラの覚醒・・・大友克洋の画力がこれでもかと遺憾なく発揮されている。
Symphonic Suite AKIRA
ラッセーラのお祭りの掛け声からバリ系の音楽だったり、お経を思わせるようなのだったり、
能みたいなものをサウンドとして扱う発想が素晴らしいなとつくづく思います。
自分の中でのサウンドの常識みたいなものが覆されたかんじでした。
AKIRAの作中のシンクロ率がこれまたすごいです。
気持ちよすぎです。