パタリロ! スターダスト計画 [DVD]
アニメ版パタリロ・・久しぶりでした。私はパタリロ世代なのでアニメも毎週欠かさず見ていました。とにかくあのパタリロという斬新なキャラクターが忘れられません。作画も手書きのいい味が出ていて現代アニメと比べて新鮮でした。この「スターダスト計画」原作ではだいぶ長い話でしたがこの映画の時間を見てびっくり48分であの話をどう表現するのか・・と心配でしたが・・面白い。ストーリーの展開も無理はなく笑えたし楽しめました。バンコランとジュニアの回想シーンは美しく当時のアニメを思い出します。昔の映画なんですけどね・・今時分のアニメより起承転結がしっかりしていて良かったです。バンコランのクックロビン音頭も新鮮でした。原作でも映像化して欲しい話がたくさんあります(ありすぎます)今度は30th記念で制作して欲しいですね。あと原作者魔夜 峰央先生の歌声も聞けますのでパタリロ世代の人もそうでない人も見て欲しいです。
あの頃のアニメ
これもまた、ちょっと平凡ですね、うーん。アニメそれぞれに対して「1曲しか」収めてないというのも少し物足りないというか、しかも「12」が「うる星やつら(昭和56年10月〜昭和61年3月)」のイメージソングだという以外は、全部「OP主題歌ばかり」…ですね。他のシリーズで登場していた曲を挙げてみると、以下のようになります。
a.「輝け!週刊少年アニメ王・増刊号」→「11」のみ
b.「世界名作劇場・主題歌ベストアルバム・ピーターパンの冒険〜トム・ソーヤの冒険」→「5・6・7・13・14・16」の6曲
c.「日本アニメーションの世界」シリーズ→「3・9・15」の3曲
d.「アニメ歌年鑑」シリーズ→「1・2・5・6・7・13・14・16」の8曲
そうなると、貴重なのは「4:子鹿物語(昭和58年11月〜昭和60年1月)」「8:のどか森の動物大作戦(昭和55年2月)」「10:チックンタックン(昭和59年4〜9月)」のOP3本ですか。うーん…。「アニメ歌年鑑」「日本アニメーションの世界」各シリーズを全部買うとかなり高価なので、そこも考えて「星4個」にしました^^;。
題で取り上げたのは、「日本アニメーションの世界」シリーズにも収録された「3(昭和58年10月〜昭和59年3月)・15(昭和59年7〜12月)」ですけど、この2曲ともTARAKOさんの歌なのですよ(「3」の時は主演声優も兼ねました)。……この人のこと、主演声優も兼ねたアニメ「まじかる・タルるートくん(平成2年9月〜平成3年5月)」の関連曲をキッカケに「歌手デビューした」と誤解していませんでしたか^^;??ちょうどその同じ年に「ちびまる子ちゃん(第1期、平成2年1月〜平成4年9月)」も始まって、一気に人気を高めていたのですし、その誤解も無理は無いでしょうけど。まあ、この2曲を聴けばその誤解も解けると思います。
トワイライト 大禍刻 (リュウコミックス)
「パタリロ!」「ラシャ−ヌ!」等の代表作がある漫画家魔夜峰夫さんの作品、
「クレプスキュール 逢魔が刻」の続編です。
主人公である朝野昼馬くんが持ち前の“邪眼”の力で不思議な事件を解決していくあらすじは変わりないですが、今作から他作品でもちょくちょく披露している、クトゥルフ神話の世界観が前面に出てきております。
今作に限らず、魔夜峰夫さんが作品中に展開するクトゥルフは善悪二元論的要素が強いものとなっているのが特徴なので、クトゥルフを知っている方でも好みが分かれると思います(オリジナルのクトゥルフでは善悪がはっきりと描かれてはいないので)。
もっとも、こだらわずに単に娯楽として楽しむ点では申し分ない内容なので、割り切って読むには損はないでしょう。