地震イツモノート (ポプラ文庫)
災害時・非常時の備えとして。その様な時の使用の無い事を祈るが。東京直下型地震は公に表のメディアでも声高に叫ばれているが、地震のみならず、太陽の異変(フォトンベルト)や第三次世界大戦の懸念も有るので。本書は、1995年の阪神・淡路大震災の被災経験者による著作・編集で、其の体験からの災害前後の防災方法が提案されている。文庫本サイズで、常時マニュアルとして携行。
あなたが世界を変える日―12歳の少女が環境サミットで語った伝説のスピーチ
国連の「地球環境サミット」(1992)での12歳の少女の実際のスピーチ(和訳+原英文)と、その背景を描く。
「なぜあなたがたが今、こうした会議に出席しているのか、
そして一体誰のためにこれをやっているのか、どうか忘れないで下さい。
―それは、私たち、そう、あなたがたの子供達のためだということを」
「おききしますが、私たち子どもの未来を、真剣に考えたことがありますか」
(あなたがたにとって、私たちのことは、果たして重要なことなのでしょうか?)
一言一言が、心を打つ一冊。
親たち自身が、真剣になって考えなくてはならない問題に直面していること、そして
いつも「今だけ」「自分たちだけ」を追う大人達が、長期的な視点、大きな視野で
物事を捉えなければならないという、「当たり前なはず」のことを、彼女は訴えている。
「石油の埋蔵量は、あと○○年」、これを「私達が生きている間は大丈夫だろう」と
考える大人に、我々は知らず知らずのうちになっているのではないだろうか。
考えよう。そして一つでも二つでも実行しよう。具体的に動けるヒントは満載されている。
今だからこそ、そして、今でなければできないこととして。
日本の土木遺産―近代化を支えた技術を見に行く (ブルーバックス)
そもそも土木構造物とはどんなものなのか。
ここを知らないと話になりません。
土木構造物とは、一般的に橋やトンネル、道路等のインフラを指します。
公共の施設や設備と考えてもらえれば十分です。
土木構造物を遺産として扱うことで、構造物が持つ歴史や社会的な役割、
当時の技術レベル等を後世に残そうという目的で近年、遺産としての
保存活動が始まっています。
本の作りとしては、構造物の歴史や構造などの説明書きと
構造物のカラー写真が載せられています。
カラー写真があるため本そのものは見やすいのですが、説明文に関しては
興味が無いとつまらないかと。
掲載されている構造物も知名度は高いとは言い難いです。
本の作りは良いのですが、一般人向きではないと思います。
興味半分で買っても自分で思っていたものと違い、
途中で読むのを止めてしまう可能性もあります。
買う前に一度中身を確認することを強く勧めます。
4コマですぐわかる みんなの防災ハンドブック
阪神淡路大震災のあと防災意識が高まり、防災について書かれた本を買いました。
役立つ知識とアイデアいっぱいと思っていた本も時間の経過とともに内容も忘れがちに。
今年の東日本大震災や原発、台風がもたらした大きな被害には唖然とするばかりなのですが
直感的に絵で見て理解できるこの本を手に取りました。
少しでも危険を回避したり、困難な事態を乗り越えられる実際的な知恵がいっぱい入っています。
するすると読めて内容はしっかり。子供向けのものではありませんがマンガなので
小学校の学級文庫に入れていておいてもらえたらなと思いました。
コミュニティデザイン―人がつながるしくみをつくる
福祉業界ではやたら連携・連携という言葉だけが先走る。走っているのは一部だけだったり、味気ないのが先に走るので追走しなかったり、と。そんな中、本来の連携の取り方が垣間見れたかと、感じました。
自分でやるのはかなり高い壁ですが・・・素敵な教科書に出会いました。