LOVELESS 9 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)
他のレヴュー評判悪いですね!
今回初登場の敵がおもしろかったので、けっこう気に入りました。
知らない人と話してて、「この人、気持ち悪い」と思っちゃうときあるよなあ・・・・
嫌な思い出って、あるよなあ、とあまりマンガで取り上げない内容で、
すごく良かったです
作者、あいかわらず時間が空くと、前の話を忘れるのか?というところは、
確かにちょっとあるけど。
限定版のマンガはあいかわらずすごくかわいいです。
機動戦士ガンダム00 in those days (角川コミックス・エース 293-1)
書き下ろしはあとがきのみ。
6編収録されていますが、うち4編はDear Meistersに収録されているので、これとニュータイプの2010年7月号、8月号の付録を持っていればこの単行本は購入しなくてもいいような。
著者の美麗な絵も空間の使い方も、紙面(版)が大きい方が味わえるので、単行本は物足りなく感じもするのでした。
作品の内容は星5ですし、アニメ誌は購入していないので本書を購入して後悔はしていません。
ちなみに、著者の現時点でのコミックver.はすべて収録と銘打っていたそうですが、早速漏れが。
ガンダムエース10月号の増刊に「楽園TV」が書き下ろされています。
(ただしこれは本書に収録の作品に比べるとかなり本筋と逸脱したファンフィクションですので今後再録されるかわかりませんが・・)
ランディが二ールとの葛藤を刹那にぶつける「The beginning man.」はこの作品の核を捕らえているような気がして一番好き。
刹那は語る。
「たとえオレが戦うことしかできなくても
同じ人間の中には花を咲かせて育てることのできる人間がいる
だからオレは人類の未来のために戦う」
もしガンダム00という作品を一人の視点から一人で語るとしたらこれ以上の言葉はないと思う。
そして・・・
「人間は不思議だな こんなに弱くてもろいのに長い時間をかけて受け継いで世界を作っている」
「消えてしまう命なのに ずっと忘れられずに 誰かの胸の中で生き続けている」
・・・どこの「アーシアン」かと思いました。
ソレスタル・ビーイング=天上人=天使たち。
影艶
=「永遠」に対となる「刹那」が語る。
アーシアンの大ファンだった自分には、著者がこのガンダム00という作品に関わったのは宿命としか思えません。
地球・人類に対するかつての著者の視線を、この作品を通して再度味わうことができた奇跡のような幸せを、誰かに伝えたくて。
機動戦士ガンダム00 3 [DVD]
もはや局外中立を保つことなど、どの勢力にとっても現実性のないものだと、状況は示しています(平和であると、思いこむ、のは別として)。
小さくも、意味深く思える刹那の言葉は、麻痺ではなく、戦争の中で、己が微動だに出来ないことを、彼の生きる現実を、包み隠さず放ったように思えました。好戦的とか、反戦的であるとか、そういう平和な状況にあって、あえて分類される種類のものではない、刹那の現実を、そのまま表現したのでしょう。名台詞に分類してはいけない、と、心の中の何かが訴えてきますが、私の中で、「残る台詞」となりました。
「おもちゃの兵隊」‥‥‥‥悲しい言葉です。
国際法の埒外にあるソレスタルビーイングが介入する行動原理は、「敵を増やすことなど歯牙にもかけていない」ため、苛烈な実力を行使して、決して敬意を払ってはもらえない「実績」を積み重ねていきます。
幾つかの経緯を巡り、後味が悪かろうが、戦いの果ての「勲章のない勝利」だけが、彼らを存在させている現状は、過剰演出されるわけでもなく、淡々と表現され、評価の分かれるところでしょうが、これを「地味」「暗い」と表現されるなら、あえて「地味で上等」という意図もあるように思います。
物語は、「頭の中の平和」に対して、警鐘を鳴らしているとも思います。私だって戦争は怖い。それでも、この平和な日本でも、現実に「戦死」ではないにせよ、事故死、自殺者の数は、恐るべき数字に達しています。
頭の中の平和は、こんなにも恐ろしく、脆い‥‥‥。
本当の「強さ」とは、一体、どういうものなのか。
主人公たちは、尋常ならざる背景があるにもかかわらず、互いに痛みを分かち合おうとはしません。
連携して作戦に望んでも、根底の部分で連携してないという切なさの中で、戦い‥‥‥それを以ってして、「彼らの言葉」としているのは‥‥‥なかなかに伝わりにくい、困難な表現に挑戦されていると思います。これからの変化の布石のひとつ、ではないでしょうか。
しかし、この第3巻に来て、主人公の誰一人として、「生」が保障されていないことが、おぼろげながら見えてきた気がします。
もちろん、それは視聴率狙いの、安易な死ではなく‥‥‥‥とても暗く、怖いものです。
「強さ」の意味、表現に、注目していきたいと思います。
平和の中にも「生きるための戦い」は存在するのだから‥‥‥‥。
人は、自らの存在価値、生きる意味を探す、唯一の生き物です。その逆も然り‥‥‥。
機動戦士ガンダム00 2 [DVD]
私が小学生だったときの衝撃を思い出す。ファーストを見て、これはアニメか?と。
ガンダムはなにかメッセージがある。簡単に人が死ぬというリアリティーはまさにガンダムらしい。ちなみに人間同士が殺しあう作品はガンダムが最初です。それまでは地球外生命体。人対人ですから残酷に感じてしまうのは当然。しかし、そこに私たちは色々なことを感じるから、今日までガンダムは支持されているのだと思う。それはなぜか?
私たち日本人は戦争を遠くのことと感じているのだと思う。海外ではすぐそこで戦争やテロが起こる。多くの子供が犠牲になる。決して許されない。ましてやその悲惨さをどこまで私たちは子供に伝えることが出来るのだろうか。
子供が見るアニメなのに残酷なシーンが表現されるのは、小・中学生ぐらいになると、「死」に興味を持ちはじめる。「死ぬ」ということをきちんと考えないと「命」の大切さを考えない。その対比をきちんと表現していたファースト。最終回のアムロの生還がそう考えさせます。このメッセージを子供に伝えるにはアニメだから可能だったのでしょう。多くのガンダム作品がファーストを超えられず、亡霊に取り付かれたように多くの方がファーストを支持する理由の一つは「命」をテーマにしているからだと思う。今のところ00は「命」の描写は出来ているように思います。
00の賛否が分かれていますが、名作になるか駄作になるかはその結末によるでしょう。ファーストは再放送からのメガヒットです。放送開始当初は振るわず。つまり、ガンダムは最後まで見て、もう一度見たくなる作品がガンダム。今の段階で「良くない。」なんて見極めてしまっている方はちょっと浅いアニメファンかも。
ガンダムウォー オフィシャルスリーブコレクション ソレスタルビーイングガールズVer.
サイズは縦92×横67mmです。
背景のカラーはイメージ写真よりやや濃い紫色になっています。
60枚入りで700円とは多少割高感がありますがキャラクターグッズの性という事で。