ひぐらしのなく頃に 綿流し編(1) (ガンガンWINGコミックス)
この「綿流し編」の作画担当者の方條ゆとりさんは、同じコミックで「迷想区閾」という作品を書いていた方です。絵もとてもきれいで初めてひぐらしを読む方にも読みやすく好感がもてる絵だと思います。
特設ホームページで「この謎は悪質。あなたはきっと騙される」とかかれてありましたがそのとおりな展開です。連載も終わりに近くなっていますが泣ける展開になってきています。買って損はないと思い☆5つ。
ひぐらしのなく頃に -鬼隠し、綿流し、祟殺し、暇潰し編-[同人PCソフト]
一大センセーションを巻き起こしたと言われる本作。
素晴らしさはいうまでもないかもしれませんが、あえて。
大きくわけて、ひぐらしは「問題編4編」「解答編4編」の
ふたつの作品にわけられています。
なので、問題編を読了後、推理をしつくして解答編を読む、
ミステリー的な楽しみ方も楽しいのですが、
特筆すべきは、やはりそのテーマ性だと思います。
全編通して語られる重厚なテーマが、必ずプレイした人の心に
忘れることのできない、なにかを残すでしょう。
序盤の平凡な日常の描写が長すぎる、という指摘もありますが、
(わたしも当初はそう感じました)
三編目あたりには、それが「なぜ長めに描写されるのか」が
うっすら理解でき、改めてその狙いの深さに唸りました。
絵柄については、苦手に思うかたも多いようですが、
テキストの素晴らしさにのめりこむうちに、
むしろこの絵でなければ、感情が伝わってこない、
とまで思える可能性があります。
ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編(1) (ガンガンコミックス)
原作は同人サウンドノベルとして発表されたPCゲーム。出題編として「鬼隠し編」「綿流し編」「祟殺し編」「暇潰し編」、次に解答編として「目明し編」「罪滅し編」「皆殺し編」「祭囃し編」の順に発表されたとのことなので、コミック化された出題編を原作発表順に「鬼隠し編」「綿流し編」「祟殺し編」と読んでみました(オリジナルの「鬼曝し編」も)。
出題編のそれぞれに謎を紐解く鍵が巧妙に隠されているとのことなのですが…、分からない。でもその謎の深さもまた魅力だと感じます。まだ配布中の体験版で「鬼隠し編」をプレイしただけですが、よくコミック化されていると思います(アニメよりも良いと思います)。また購入前は編によってマンガを描く人が違うという点がどこか不安でしたが、実際はそれぞれの作者が描く違った魅力のひぐらしがあって、どこか単調にならずに編によって違ったひぐらしを楽しむことができて、今はとても良かったと思っています。
そして出題編の謎が明かされるという解答編。読むのが今からとても楽しみです。
ドラマCD ひぐらしのなく頃に 綿流し編
魅音と詩音、この二人を演じるのが雪野五月さんです。この方の演技力や存在感は若手の中でも群を抜いています。この作品でも個性の違う双子を極めて自然に演じ分けています。普通の会話でもそれなのだから、あの拷問シーンではどうなるかと思い聴いてみました。
そうしたら……もう絶句しました。片方は激怒、片方は号泣、両極端の二人でしたが、こちらが戦慄を覚えるほど熱演していました。しかも魅音と詩音のイメージは崩れていませんでした。アニメでもその一部分は垣間見えますが、ドラマCDとの比ではありません。こういう内容を見せられると、ドラマCDの目明し編にも期待が持てます。
また購入した人はネットでおまけドラマが取得できます。これは原作にはあるけどドラマCD本編には入りきらなかったいくつかのエピソードです。しかもそのボリュームは30分を超えるので、聞かないと損です。注目はカレー勝負の話です。部活シーンはアニメや漫画、ドラマCDでさえカットされることが多いのでこれには満足です。ここでは惨劇シーンとは違った、ひぐらしのドタバタ的雰囲気が味わえます。
ひぐらしのなく頃に 綿流し編 (2) (ガンガンコミックス)
原作をやってたから内容は知ってたんですけど怖いです。魅音の豹変ぶりが最高に怖いです。トイレにいけなくなりますorz
演出の面も綺麗でよかったと思います。
しかし、後味(いい意味で)最悪。「え???なにそれ????」で終わりました。解答編を待ちましょうww