アイス・エイジ 【日本語吹替版】 [VHS]
4歳の子供が大のお気に入りで、毎日飽きずに繰り返し見ています。冒頭に出てくるリス(?)が好きみたいで、ケラケラ笑っております。そして氷穴を滑り落ちていくシーンは、何度も見ては大喜びです。私としては、この作品は是非日本語吹き替えにて見て欲しいと思います。山寺宏一、竹中直人、爆笑問題太田と、どのキャラもハマリ役といった感じで素晴らしかったです。親子で見ても、子供にプレゼントしても、もちろん大人が見ても、楽しい作品には間違いありません。
東京日和 [DVD]
素晴らしい「映画」です。テレビドラマでは絶対に表現できない空気感が映画全編に漂っています。この映画のエピソードは、どれもこれも小さな事だけど竹中直人と中山美穂のふたりがいっしょにいると非日常になり感動的なシーンへと変化するのです。旅先の床屋で散髪する竹中直人、小船の中で昼寝をする中山美穂、降りしきる雨の中で大きな岩をピアノに見立てて二人で仲良く演奏するシーンなど、胸がジーンとする何気ない瞬間が満載です。そして何より、この作品の中山美穂さんの演技は特筆に値します。素晴らしい「映画」の演技です。dvdを購入して、心がささくれだった時に、取り出して見ることをお勧めします。
スネークマンショー「楽しいテレビ」 [DVD]
VHS発売と同時に購入した私は当時熱狂的なファンだった。だからその分辛口になっちゃうんだけど…随分とガッカリした記憶がある。というのは当時の値段が¥18000くらいで、過度の期待をしてしまったから。大体レンタルなんて当時なかったしw思えばガキがよくそんな大金はたいて買ったよなと今では懐かしいけど、それだけ彼らは面白かったんだよね。トンガってたし。。でも今観るとどうだろう??値段が手ごろだから当時の若い彼らをまた観たいなという衝動にかられてるのも事実ではあるけど。ショートコントがたくさん散りばめられてる本作、記憶を辿ってみれば・・・ニュースキャスター(伊武雅刀)の電話での子供との絡み、いとうせいこうのラリった青年、深夜の街で何かが起こっている!とのレポーター…等々20年以上前に観たきりなのに、色々思い出してくるのも本作のインパクトの強さたる所以だろう。過度の期待をせず「ゆる〜い」気持ちで観るといいのかも。それがスネークマンの楽しみかただしw
竹中直人の恋のバカンス DVD-BOX
関東にいた頃、平日の深夜にもかかわらず楽しみに見ていた番組のDVD化。
竹中直人の怪演に引くこともあったけど、
ビシバシステム布施絵里の小芝居が好きでした。
かんさいでは、評価が分かれることと思うが、見て損はない。
ただし、いきなり購入は危険。
まずはレンタルでお試しあれ。
官愚の国
財務省を石もて追われた、高橋洋一氏による、官僚の本質をズバリと突いた快著である。論旨明快で非常に読みやすく、広く一般の人にも読んでほしい書である。
残念なことだが、今回の大震災で、東電幹部や官僚といった日本の典型的エリートが、非常時に如何に無能であるかが、誰の目にも明らかとなった。
高橋氏は、公務員試験の出題委員をした経験があり、どのような人間を官僚として選別していくのかを分かりやすく説明している。
官僚は、決して、難問を解く能力を求められてはいない。試験では、難問が高い得点配分とはなっていないので、難問を見分け、それを後回しにするテクニックがいる。
さらに、試験官は、出題範囲となる教科書名を、事前に雑誌社にリークする。それによって、素直に、その本を勉強していたかが試験で問われるのだ。
これによってどういう傾向を持った人間が選抜されるか。「問題先送り」と、「前例踏襲」だ。
もちろん、官僚の中に天才がいる事は承知だが、世の中は天才ばかりとはいかず、また次官レースで、必ずしも天才が勝ってきたわけでもない。
予算権を持っている財務省は最強の官僚と言われるが、内務省解体後は、国家公務員の人事権も掌握している。さらには警察力まである。実質配下にある国税庁、税関がそれであり、かっては拳銃の携帯も認められていた。
年末の予算編成で忙しそうに働く姿が、毎年報道されるが、実は予算作成は9月で終わっている。財務省は存外に暇なのだという。今は改善されたが、大蔵省時代は、贈収や、下半身の世話のみならず、仕事までもMOF担に丸投げであった。
今また、震災後復興を錦の御旗にして、増税を狙う財務省。氏は、日本の官僚には、政治的な中立性のみで、政治的即応性がないという。その是正には官僚を使いこなすだけでなく、過去官僚の政治家を使い、議員立法を増やせと述べている。
できれば、官僚の自浄能力に期待したいところだ。戦後以来、いまほど、新たな形での政治が求められている時はない。