装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ (2) [DVD]
CGの絵柄に関しては好みの問題なのでなんともいえないが、
PF特有の”動く背景画”っぽいATのCGは個人的に好み。
問題は動き。
そしてやっと、違和感の理由が判明。
全ての動きの緩急が少ない。タメがなく、ススーという感じだ。
セルの時のようなATのオーバーアクションもない。
具体的に言うと、ローラーダッシュ中の方向転換する時に膝が沈み減速、
そのあとホイールスピンからグリップを取り戻して跳ね上がるような
加速がないのだ。
(反対にグリップを取り戻しながら徐々に加速というパターンも)
あと、降着姿勢〜通常姿勢の移動量の緩急や揺れも少ない。
当然、これだけだはないのだが、長くなるので残りは省略させていただく。
たた、手書きのエフェクトで多少表現が補強されてるので、旧世代の
TVゲームのCGデモよりは救われてるが・・・・・・。
そして効果音にも問題あり。
音質は昔にくらべれば確かにいい。しかし、地味で個性がない。
昔のボトムズが奏でていたコクピット内でなる電子音や、
動くたびに鳴る関節のきしみや、うなる音がなくなってる。
非常にさびしい。
リアルじゃないからとかは、理由にならない。入れるべき。
そして、これら上記の演出を先日発売されたPS2用のソフトが
リアルタイムCGムービーやゲーム中で再現してしまってるのだ!
そう、本家のOVAスタッフではなく、下請けのゲーム会社がだ!
この事実があって現状のデキを納得しろというのは、
一ファンとして認める事はできない。
話の内容的にはスクラップの渓谷に吊り下げられた要塞や、
AT経由で操作する巨大砲などファンタジーの部分もあり
ミリタリー一辺倒ではない、ボトムズらしさがしっかりある。
そしてザキの心境の変化?や、コチャックという今までにないキャラが
出てきて、そして何をやらかすのか、面白くなってきた。
次はどんな作戦にかり出されるのだろう、楽しみだ。
究極の配球論!ファイブラインマジック! (NIKKAN SPORTS GRAPH)
私は高校野球の指導者ですが、日頃から配球をどうするべきかについて悩んでいました。その時出会ったのがこの本でした。この本では''緩急の意味、''前のボールより甘いボールには打者が手を出すこと、''内角の使い方、''初球の入り方、''カウントで打者の心理がどのように変化するか、などが書かれています。アマチュア野球ではベストの方法論だと思います。
装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ 5 [DVD]
ついに最終巻!今回は戦闘シーンも多くありましたが物語の方に触れたいと思います。
バーコフ隊の各員が最後どうなるのかは予想できましたが今までのボトムズシリーズに無いひとり一人の表現で、あったと思いました。特にバーコフの「この中に医者は…」のセリフがイキで、ザキの行動も驚きと悲痛さが今シリーズの余韻をより印象づけられました。
ペールゼンが終盤に登場の姿やファイルについて語った内容には”ああ、そうきたか!”とも驚きでした。詳しい事はネタばれになるので内容には触れませんが前巻までのペールゼンが、やや不当な扱いであった事も演出的な意味である事にも気づかされました。
今シリーズはバーコフ分隊の大規模な異能生存体の検証が明確になり、ウォッカムの野望にも決着がついた処で終了でしたが全話を見終わった感想としては正直な所、今シリーズの伏線がいろいろ残ったままでは?と思いました。
例えば
・ザキにはペールゼンが絡んでいた事。ザキがキリコに託した部分。
・ペールゼンは今シリーズ内でキリコの生死を確認できていない。
・ペールゼンとロッチナは繋がりが明白になるのか?
など、少し上げただけでも、これからまだ物語として膨らませてゆける要素が沢山あります。また、今回でもTVシリーズ前に繋がった部分は、はっきりとは描かれて無いですし、ペールゼンがキリコ達を葬ろうとする(ラストレッドショルダーの冒頭シーン)時には軍(あるいは関係の組織)にペールゼン自身も、なんらかの方法でどう戻ったか?な点もあります。
さて、劇場版の製作が発表されましたが始めは今シリーズの単なる編集版かな?と思いましたが予告映像では「すべては振り出しにもどる」との言葉が今回の最終話でファイルの内容が内容だけだった事もあり非常に気になります。
再編集のみだと今の時代では劇場に集客が難しいと思うので新しい部分もあるのでは?と期待してしまいます。あるいは完全新作!?
いずれの内容にせよ2009年「ボトムズ」が大スクリーンで見れる事を楽しみにしたいです。
2008/8/26追記 残念ながら劇場版は全12話編集が主のようです…。