[図解] 池上彰の 経済のニュースが面白いほどわかる本 (中経の文庫)
まえがきにある、赤字で強調した太字の用語を説明できない自分に、愕然としました。
知っているつもりになっている自分に、茫然としました。
何も分かっていない自分を、分からせてくれた本です。
新しい内閣になって、経済政策論争も活発になるでしょう。
この本に書いてあることは、政治家であれば知っておくべき事柄です。
むしろ国民一人ひとりがしっかりと知っておくことが大切です。
知っている用語がたくさん聞こえてくると、
政治の動きにも関心を持って行きやすくなると思います。
33のテーマを、景気、金融、お金、株、世界経済、日本の借金、の6章に振り分けて
解説されています。各章にコラムがあります。
2011年6月現在の資料による最新版です。
以下の文章は、2012/1/5編集で追加したものです。
著者の立場や説明の方法に疑問を感じる方には、不満が残る本かもしれません。
ただ、著者の立場が偏っているという見方には、すでに著者に反対の立場か、
反対の立場があることを解説すべきとの前提で、偏っていると批判されている
ように見えます。
著者と立場が近い人には、偏っているとは見えないでしょう。
政策論もいろんな考えの人がいます。経済本一冊で完璧という時代ではない感じがします。
経済ニュースの内容に理解不足を感じている方は、他の経済書を読む前に、経済ニュースの
基本用語を確認するつもりで、この本から、理解不足を補ってみるのも、ひとつの方法だと
思います。
池上彰の戦争を考える~戦争はなぜ始まりどう終わるのか~ [DVD]
このDVDは,内容が的確に編集されていて、とてもよかったです。池上さんの説明は定評があります。とてもわかりやすいです。時事に興味のある方にはぜひお勧めします。
経済ラップ 株式投資編
正直、歌詞は経済に詳しい方が耳にすると薄っぺらいと感じるかもしれません。
歌で出来るだけ具体的な例を挙げながら、わかりやすく解説しているので…。
逆に、経済を勉強し始めた人や、曲のタイトルを見て「この言葉って何だろ?」と思った人は一度聞いてみると良いかもしれません。
曲のリズムも悪くないと思います。
MP3で「連結決算」や「減価償却」といった会計的な歌もあるので、CDの続編を期待したいです。
僕と彼女と週末に [DVD]
うちの妻は浜田省吾の歌を聴いて、よく権力者から狙われないねと感心していた。
まさにこれがロックだという作品に仕上がったと思う。
狂気と闇と怒りと悲しみにはロックが似合う。
この映像と楽曲を理解しなければ目の前のささやかな幸せも絵に描いたもちになってしまう。
人間にとって本当に大切なものは何かがよく判る作品だと思います。
本当に幸せになるためには嫌なことから目をそむけないことだと・・・・・
日本人はなぜ戦争へと向かったのか DVD-BOX
約45分と言う短い時間にコンパクトに起承転結を収めなければならないテレビの宿命で、過度に勧善懲悪がはっきりしている感じはするが、「日本」と言う組織が持つ特性を鋭くえぐり出した名作。私も日本企業のサラリーマンとして毎日を生きているが、ここで反省されている「集団心理による経営」、「臭いものに蓋をして現実よりも対面を重んじる傾向」、「真のリーダーシップの無いトップ」、「長いものに巻かれるメディア」は戦後70年たつ今でも根強く日本人のDNAに残っているように思う。