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村上龍X中田英寿 vol.5/5 世の中もっと寛容になったらいい
メタリック・ヴェルヴェット |
初めて聴いた直後は言葉が出ませんでした。
すべての隙間を埋め尽くしていくように音が厚くなって、 なんというか、音の壁みたいなものが立ち上がってくるようでした。 すべての愚痴やひとりごとを弾き飛ばして笑い飛ばすような パワーと優しさに満ち溢れていて、圧倒されました。 最初、収録曲が6曲だと知って少ないなと思いましたが、 密度に圧倒されて、そんなことは忘れてしまっていました。 素晴らしい音楽だと思います。 |
ディ・ケ・ピエンサス-言ってよ、何考えてるの?- |
CBSソニーからリリースしていた頃も、いい作品が多かった。だが、それは村上自身がキューバ音楽を模索している時期でもあった。時間と経験を得て、村上のキューバ音楽眼はほぼ完成されたようだ。キューバ音楽は更に進化している。村上の使命はそれらをイントロドュースすること。大いに期待している。キューバ音楽は最高だ。これからが正念場だと思う。バンボレオというオルケスタ、タニア・バントーハというボーカルを得て、高く、高く、飛んでほしい。この後に続くパフォーマーはもっと進化しているだろう。キューバ音楽に停滞はない。 |
KYOKO キョウコ |
村上龍の作品だと身がまえずに、見てみてください。
シンプルなお話(決してつまらないということではありません)に、 素晴らしい音楽、キャスティングのよさが光っています。 私は映画館に3度も足を運びました。 観る度に涙がでてしまいます。 |
ラッフルズホテル |
村上龍の映画だと思ってみれば腹も立たないでしょう。仕方ないんです。村上さんですから。 救いはシンガポールの熱気が少しは伝わってくるところ。 全体的にはなんかもやーっとした話です。 |
69 sixty nine |
とにかく、「今」を楽しまなければ、何を楽しむのか?っという主人公の男子高校生。ちょっと大げさに見えてしまう場面もそこがこの作品の見所だといえるのではないでしょうか。「バリ封」の場面は絶対に見逃せない!!本当に1969年を青春した世代の人たちだけでなく、私たち世代でも大いに楽しめます。そして、ところどころ笑ってしまう場面もあるけれど見終わった後は、とても元気になれる、気分が良い感じになれたと感じました。 |
昭和歌謡大全集 |
青年とオバサンが大した理由もなく殺しあう作品。
登場人物たちが人を殺すごとに元気になっていく様が可笑しい。 日本社会の病理をえぐるという側面もあるが、 ブラックユーモアとしてシンプルに楽しめば良いと思った。 昭和歌謡が残酷さを和らげる緩衝材になっている。 主演の松田龍平の壊れていく演技が秀逸。 トカレフを売っていて、原爆の製造法まで知っている金物屋のおっさん役の原田芳雄もいい味だしている。 ラストシーンの徹底した破壊は村上龍らしさが爆発!という感じで奇妙な爽快感がある。 |
13歳のハローワーク |
まず、この本に対する様々な批判意見は、視野が狭いものが大半のように思える。
実際の職業にまつわる悲喜こもごもや詳細を知りたいのであれば、専門書を読めばいい。 タイトルで明示されているように、「13歳のハローワークは」は数多の職業への「見出し」だ。 村上龍の書く職業紹介は、媚びていないし、とてもそっけない。文章量も決して多くない。 そこがこの本のコンセプトに準じていると感じる。 一人の作者の書くものだから、書かれていない側面も沢山あるだろうし、先入観だってあるだろう。けれど別にいいのである。 要は読み手に想像力を喚起させれば勝ち、の本なのだ。 私は現在20歳で、数年前に親にこの本を贈られた。 はまのゆかの大づかみに空気感を捉えたイラスト、シンプルな装丁にシンプルな文言。断定調の職業紹介はまず読み物としてとても面白かったし、必要以上な楽観論や悲観論が無いのも良かった。 まだ見ぬ職業に就いている自分を想像しては暗澹たる気持ちになったり、大丈夫そうだと考えたりした。 このような本の場合、綿密な取材に基づかなくてもいいのだ。 見出しでしかないのだからwikipedia丸写しでもok。 そこに村上龍の頑固な思想と、はまのゆかの「間」を大切にしたイラストが付加されることで、想像力は翼を得る、そこから考えることが始まればいい。 値段も、安いもんでしょう。CD一枚買うのを我慢すれば良いのだから。 |
カンブリア宮殿 村上龍×経済人 |
テレビ東京で放映されている「カンブリア宮殿」で村上龍氏が様々な経済人と対談した内容を本として焼きなおしたもの。対談のやりとりが主な内容だが、ゲストのプロフィールや対談後の村上氏のコメントが付け加えられている。
本書(およびテレビの「カンブリア宮殿」)では、大企業のみならず最近話題のベンチャー企業などの経営者も招かれている。トヨタの張会長、ホリプロの堀取締役、ミクシィの笠原社長、はてなの近藤社長、男前豆腐店の伊藤社長、ワタミの渡邉社長、ジャパネットたかたの田代表、SBIホールディングスの北尾CEOなどなど。村上氏のインタビューにより、各々の経済人の人となりが上手く引き出されている。 テレビ東京は観れない地域が多いので、「カンブリア宮殿」を観たことがない方も多いと思うが、ビジネス書を読んでいるような方であれば、番組を観たことがなくても楽しめるように思う。 |
カンブリア宮殿 村上龍×経済人II |
番組が好きなので本も読んでみました。
それまではなんとなく村上龍は不遜な感じがして 好きではなかったけれど、テレビの向こうにいる彼は なんとなく嘘がない感じがして好感が持てました。 くら寿司の社長、洋麺屋五右衛門などの社長、 TOTO、堀場製作所、ファンケル・・・。 いろいろな社長の話はそれだけで面白いけれど、 他のレビュアの方も言っているように、 村上龍の存在がとても大きい。 彼のフィルタ、彼の視線を通しての社長、企業、仕事・・・。 それがまた魅力的で本もとても面白かった。 一人の社長ごとに2ページほどの村上龍のコラムがあるが、 それがとてもよかった。 オススメです。 |
昨晩 村上龍 が夢でこう告げた・・・!
CMでおなじみの 村上龍。無邪気な笑顔が、前面に押し出された作品だが、無言でブラウスのボタンを外すシーンなど、思わず思わずドキッ!とするようなシーンも。
大人っぽいシーンも満載。「お風呂のシーンは今までにないくらい挑発的です」と自信。また、「定番」の制服シーンももちろん収録。だが、「もう現役には勝てないかなあ」と少し悔しそうに話した。
これからもますますの活躍が楽しみですね(^^ゞ
『 人生が死より恐ろしいところでは、あえて生きることが最後たる真の勇気である。 』( トーマス・ブラウン )
なるほどねえ。昔の人は偉いなあ。
「海の向こうで戦争が始まる」 村上龍
夏の蜃気楼のような心象風景の裏に貼りつく酷薄の真実を、ゆたかな感性と詩情でとらえた力作。『限りなく透明に近いブルー』に続く作品。 って書いてあったけど、テイストは全然違った。 村上龍らしい感じ。 P134~ 昆虫の二本の触角はそれぞれ、 ...
北島選手が語る「金メダルの理由」 村上龍との対談
そんな北島選手が村上龍氏との対談のなかで金メダルの理由について語ります。平井コーチの「勇気を持ってゆっくり行け」の受け止め方やレースでの気持ちなど、北島選手の感覚、イメージが生の言葉で語られていて、とっても胸に響きます。 ...
超電導ナイトクラブ
きっと村上龍は何かヘンなクスリでラリッてこの小説を書いたに違いない。そうでなければ説明できないしそうでなくてこんなひどい小説を書いたのであればそれはそれである意味「コインロッカー」よりも「ファシズム」よりもすごいのかもしれないが、 ...
Kiss / Rock and Roll Over
僕以外を残して同じセクションのメンバーが全て入れ替わった”恐怖の人事改革”から2週間、なんとか希望が見え始めたと思った矢先、中心メンバーにと考えていた女性が「会社を辞めたい」と言い出しました。 えぇぇぇ? つまり、僕はまた、ひとり奈落の底へ ...
ぺにんすら
村上龍の「半島を出よ」を読んだ。 舞台は2011年。経済も行政も破綻した日本で、北朝鮮の軍隊が福岡を占拠する、という物語。 登場人物がものすごく多いが、特に主人公というものは存在しない。 物語全体を通して、ものすごくディテールが細かい。 ...
「空港にて」村上龍
村上龍の8編からなる短編集。 どれも胸にじわりとくる作品ばかりだ。 この人の作品を読むと、違った視点で物事を見ることができるようになるから好きだ。 なんていうか麻薬的な要素があるように思う。 だけど、作品に登場するブランドが、ヴェルサーチ、 ...
Emerson, Lake & Palmer / Pictures at an Exhibition
Emerson, Lake & Palmer 「Brain Salad Surgery」のデラックス・エディション、当初9月29日の発売だったはずなのに未だに届きません。実は同時発売だった同じEL&P の超有名ライヴ「Pictures at an Exhibition」のデラックスエディションも同時に注文して ...
オレの目はフシ穴
「村上龍の全長編を各600字以内でレビューするブログ」に『超電導ナイトクラブ』のレビューをアップ。かなり長かったが昨夜遅くまでかかって読破した。こないだ、連作短編みたいだと書いたが、読み終わってみればちゃんとした長編だった。 ...
198冊目
題名:13歳のハローワーク著者:村上龍、はまのゆか出版社:幻冬舎値段:2600円(税別) ISBN:4-344-00429-9 カバーにある紹介文: なし カバーにある作者の紹介文: 村上龍 1952年長崎県生まれ。76年に『限りなく透明に近いブルー』で第75回芥川賞を ...
希望の国のエクソダス 村上龍
『2002年秋80万人の中学生が学校を捨てる』 衝撃的な文字を目にして、再びこの本を手に取った。 (以前に読んだことをすっかり忘れていて、図書館で借りてしまった。) 「この国には何でもある。本当にいろいろなものがあります。だが、希望だけがない。 ...